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このサイトについて

岩手県・宮城県のがれき(災害廃棄物)の広域処理について、国民のみなさまから不安の声を多数いただいている現在の状況は、これまでの政府の説明や情報の出し方のわかりにくさがひとつの原因だと考えております。このことが、受入に対するご理解をいただく上で障害にもなっていました。 そこで環境省では、情報公開のやり方を改善すべく、このサイトを立ち上げました。広域処理に関する情報を、オープンに、かつわかりやすく、国民のみなさまと共有するためのサイトです。
ここには、被災地の自治体と受入側の自治体がそれぞれ測定した「仮置場の廃棄物」「焼却後の排ガス」などの放射能濃度データをはじめ、その処理や測定の方法にいたるまで、手に入るデータをわかりやすく集約しています。広域処理に対する、みなさまのご理解やご検討に役立てていただければ幸いです。

トップページ

宮城県・岩手県で発生した「災害廃棄物の推計総量および、両県から要請のあった広域処理の希望量」がご覧いただけます。

受入側自治体

すでに災害廃棄物の受入を実施している自治体や試験焼却をおこなっている自治体による放射性セシウム濃度の測定データ(各施設で測定されている受入災害廃棄物の放射性セシウム濃度や排ガス、焼却灰などの放射性セシウム濃度測定結果)がご覧いただけます。

搬出側自治体

搬出側自治体の仮置場にある災害廃棄物の放射性セシウム濃度の測定データがご覧いただけます。

がれき処理データサイトでは、市町村が公開している災害廃棄物の広域処理に関する様々な測定データを、ポイントを絞って、シンプルに、わかりやすく掲載することを基本的な考え方としています。そのため、多数の測定値の中から代表的な測定値を選定し、必要に応じて、科学的妥当性を失わない範囲で一部取捨選択・加工し、見やすい形式の一覧表で整理することとしています。
以下の基本的考え方にしたがって、施設の状況に応じたデータを掲載しています。

データの選定・加工に関する基本的考え方

  • 測定値は、受入廃棄物・焼却灰・スラグの放射性物質濃度(Bq/kg)、排ガス中の放射性物質濃度(Bq/m3)、放流水中の放射性物質濃度(Bq/L)を対象とします。
  • 同一施設の一連の測定で複数の測定値がある場合、Cs-134、Cs-137の合計値が最大となる(可能性がある)データを選定します。
  • 排ガスの測定値で、ろ紙部、ドレン部等に分けられているデータについては、排ガス全体の合計値に変換するなど、災害廃棄物の安全性をわかりやすく示すデータを掲載します。

受入施設の種類

受入施設については、以下の5種類に大別し、それぞれについて、必要なデータを掲載しています。

1.破砕  2.焼却  3.溶融  4.セメント焼成  5.最終処分(1)焼却灰の埋立 (2)不燃物等の直接埋立



1. 破砕 再生利用や処理の効率化のため、廃棄物を小さくする処理のこと。
2. 焼却 可燃物を850℃以上の高温で燃やす処理のこと。
3. 溶融 廃棄物を焼却よりもさらに高温で溶かす処理のこと。
4. セメント焼成 廃棄物や灰を化学変化させ、セメントの製造に使用すること。
5. 最終処分
(1)焼却灰の埋立
(2)不燃物等の直接埋立
不燃物や灰などを埋立処分すること。

詳しくはこちら

測定データの選定・表記方法

受入廃棄物、排ガス、焼却灰などの具体的測定値(濃度データ)については、以下の考え方にしたがって掲載しています。

① 原則として、Cs-134、Cs-137のそれぞれの測定値(濃度)を表記します。

<セシウム濃度測定値(受入自治体側のデータ)>
  • 受入自治体側における放射性セシウム濃度の測定値については、Cs-134、Cs-137それぞれの数値(濃度)を併記します。
    記載例:30、32 (左:Cs-134、右:Cs-137、単位:Bq/kg、Bq/m3、Bq/L)
  • 不検出(ND)の場合は「不検出」と表記し、検出下限値もあわせて表記します。
    記載例:不検出(<6)、不検出(<7)
    ただし、検出下限値が公表されていない場合は、不検出(-)のように表記します。
  • Cs-134、Cs-137の合計値しか公表されていない場合は、欄外に注釈等を追記した上で合計値を表記します。
<セシウム合計欄(排出自治体側のデータ)>
  • 排出自治体側のデータについては、Cs-134、Cs-137の測定値の隣の欄に「セシウム合計値」の欄を設けています。Cs-134、Cs-137の両者が不検出の場合、カッコ内はCs-134、Cs-137の検出下限値の「和」を表記しています。
    記載例:不検出(<19)、不検出(<20)⇒ 合計値の欄:不検出(<39)
  • どちらか一方だけが不検出の場合、検出値と検出下限値の合計(一部不検出)で、合計値を表記しています。
    記載例:不検出(<16)、26 ⇒ 合計値の欄:42(一部不検出)

② 複数のデータが存在する場合、Cs-134、Cs-137の合計値が最大となる値を選んで表記します。

  • 一連の測定で複数のデータがある場合(例:焼却炉の1号炉、2号炉でそれぞれ排ガスを測定した場合や、3日間の連続運転において1日目、2日目、3日目でそれぞれ測定した場合など)、Cs-134、Cs-137の合計値が最大のデータを表記します(具体例1)。
    ◆具体例1
    測定値A:10,12 ⇒ 合計値22 ×
    測定値B:13,14 ⇒ 合計値27 ◎ ⇒ この測定値を選定
  • 不検出の場合は、Cs-134、Cs-137の検出下限値の合計値が最大のデータを選定します(具体例2)。
    ◆具体例2:
    測定値A:不検出(<3),不検出(<8) ⇒ 不検出(<11) ◎ ⇒ この測定値を選定
    測定値B:不検出(<4),不検出(<4) ⇒ 不検出(<8)  ×

③排ガス測定においてデータがろ紙部、ドレン(捕集液)部などで分かれている場合は、これらの値を合計して表記します。

排ガス
測定場所
測定対象 測定値
(Cs134, Cs137) (Bq/m3)
考え方 選定の可否と表示方法
1号炉 ろ紙部 不検出(<0.5), 不検出(<0.7) 検出下限を値とみなして
0.5 0.7=1.2
とする
ろ紙部(1.2) ドレン部(1.1)=2.3 
⇒2号炉に比べ数値が大きいのでこちらを選定
ろ紙部とドレン部を合計して
不検出(<1.0)、不検出(<1.3)
と表記します。
ドレン部 不検出(<0.5), 不検出(<0.6) 0.5 0.6=1.1
2号炉 ろ紙部 不検出(<0.4), 不検出(<0.7) 0.4 0.7=1.1 ろ紙部(1.1) ドレン部(1.0)=2.1
⇒1号炉に比べ数値が小さいので不採用。
ドレン部 不検出(<0.4), 不検出(<0.6) 0.4 0.6=1.0

排ガス測定データについて

図:排ガスからの試料採取器具の構成

排ガス中の放射性セシウム濃度は、JIS Z 8808「排ガスのダスト濃度の測定方法」に準拠した方法で、試料を採取して測定しています。 この方法では下図のように、ろ紙部とドレン部の2段階に分けて排ガス中の成分を捕集します。ろ紙部には、ろ紙を内蔵したダスト捕集器が取り付けられ、ドレン部には捕集液が入ったガス吸収ビンが取り付けられます。ドレン部の後ろには、吸引ポンプ、ガス流量計が接続されます。 試料を採取するときは、規定量の排ガスを試料管からポンプで吸引します。この時に、排ガス中の粒子(ダスト)はろ紙部で捕集され、残りのガス状の成分はドレン部の中の捕集液に捕集されます。下図では、ドレン部にガス吸収ビンを3本つなげて捕集しています。 排ガス中の放射性物質濃度はろ紙部、ドレン部に分けて測定されます。市町村の中には、ろ紙部とドレン部のそれぞれの値のみを公表している例がありますが、排ガス全体の放射性セシウムの濃度は、ろ紙部の測定値とドレン部の測定値の合計になります。

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