東日本大震災における災害廃棄物を原燃料とする
セメントの公共事業での使用を促進するためのインセンティブ

取組の概要

東日本大震災の被災地における災害廃棄物処理の推進を図るために、国土交通省、農林水産省、環境省が実施する直轄工事のうちコンクリートを主要工種に含む工事において、東日本大震災における災害廃棄物を原燃料としたセメントを使用する企業を総合評価落札方式において加点評価する取組を行っています。
本取組について(災害廃棄物の処理の推進に関する関係閣僚会合(第3回)資料(PDF)

対象地域

災害廃棄物の受入れ状況や、受入れを行っているセメント工場からの供給状況を踏まえ、岩手県(平成24年7月~)、埼玉県(平成24年11月~)において取組を開始しました。 なお、埼玉県については、受け入れる災害廃棄物量が当初の計画から大幅に減少し、当初平成26年3月までを予定していた災害廃棄物の受け入れは平成24年12月下旬をもって終了することになりました。このため、平成24年12月28日をもって、既に公告済の工事を除き、埼玉県において新たに公告する工事に対する加点評価の取組は終了します。 今後も、災害廃棄物の受入れ状況や、広域処理の進捗状況を踏まえ、需給バランス等をみながら、対象地域を検討していきます。
対象地域の拡大について(平成24年10月26日)
対象地域の変更について(平成24年12月28日)

本取組の対象工場・地域

対象セメント工場 対象地域 対象期間
  災害廃棄物受入れ開始時期
太平洋セメント株式会社 大船渡工場 平成23年6月22日~ 岩手県 平成24年7月~平成26年3月(予定)
三菱マテリアル株式会社 岩手工場 平成24年3月1日~
八戸セメント株式会社 平成24年3月22日~
太平洋セメント株式会社 熊谷工場 平成24年9月6日~ 埼玉県 平成24年11月~平成26年3月(予定)
※埼玉県における災害廃棄物の受入れ終了に伴い、平成24年12月28日以降に新たに公告する工事に対する加点評価の取組は終了。
太平洋セメント株式会社 埼玉工場 平成24年9月6日~
三菱マテリアル株式会社 横瀬工場   平成24年9月6日~

取組の期間

災害廃棄物の処理・処分を終える目標として設定している平成26年3月までとしています。

連絡先

○ 環境省 廃棄物対策課(担当:切川、宮田) 03-3581-3351(内線6826)
○ 復興庁 災害廃棄物・環境班(担当:奥田) 03-5545-7230(内線1215)