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巨大災害発生時における災害廃棄物対策のグランドデザインについて(中間とりまとめ)(平成26年3月)
検討の経緯
巨大災害発生に備えて、廃棄物処理システムの強靱化に関する総合的な対策の検討を進めるため、平成25年10月に「巨大地震発生時における災害廃棄物対策検討委員会」が設置されました。
巨大地震発生時の災害廃棄物の発生量、既存の廃棄物処理施設の処理可能量等を試算することで、災害廃棄物が地域に与える影響を把握し、災害廃棄物処理に必要な対策を議論頂きました。
今般、本検討委員会の6回にわたる議論を踏まえ、巨大災害時発生時の取組の基本的な方向性を示す中間とりまとめとして、「巨大災害発生時における災害廃棄物対策のグランドデザイン」を策定しました。
対策のあるべき方向と今後の取組
「巨大災害の発生に向けた対策のあるべき方向」として5つの事項([1]膨大な災害廃棄物の円滑な処理の確保、[2]東日本大震災の教訓を踏まえた、発災前の周到な事前準備と発災後の迅速な対応、[3]衛生状態の悪化・環境汚染の最小化による国民の健康の維持、[4]強靱な廃棄物処理システムの確保と資源循環への貢献、[5]大規模広域災害を念頭に置いたバックアップ機能の確保)を前提として、ハード面、ソフト面の様々な課題に積極的に取り組む必要があります。
平成26年度以降、このグランドデザインに沿って全国の災害廃棄物対策を促進していくとともに、全国単位、地域ブロック単位で災害廃棄物対策を具体化すべく国、地方公共団体、関係民間団体と連携・協力体制を検討を進め、巨大災害への備えを早急に整えていきます。